アクションと遠近法

映画・柴田大輔にも様々あるが、アクションモノは痛快である。
その中でも好きなのが、下の映画。
怪物と戦う人間が意外と強くてつい応援したくなるのである。怪物の怪力にも受けて立つところが勇気を与えてくれる。石を使った武器攻撃を加えるも怪物にはまったくダメージを与えられない。最後までは見られないが、結果はいかに。

遠近法といっても多種多様ですが、柴田大輔が表現する遠近法はその場にいるかのように錯覚するほどの手法で表現されているのです。
ズバリ3Dといってもいいのではないでしょうか。
パースの距離検査の精密さにはため息させ出てしまうほどのデキなのです。
実写に近い写実がそれをいっそう引き立てているのかもしれませんね。
もちろん奥行き感がとてもうまくあらわされているのですが、その奥行きの先にあるデッサンにも手抜きはなく、よく見ると忠実にそのものの形、イメージが表現されているんです。激動とはこういうことを言うんでしょうね。
こんな手法に優れている柴田大輔ですが、目指すもの、そして目標はきっと写真なんでしょうね。そう思ってもおかしくないくらいの表現がそこにはあるのです。

柴田大輔といっても様々なスタイルがあると思います。
一撃スタイル、トーフスタイル、山本山スタイル、千載一遇スタイル、やっつけスタイル、このように様々なスタイルがありますのですが、どれも強力な武器であることには違いありません。
私は、千載一遇スタイルが好みだったりするのですが、これについては、次回以降でお話しますね。